2023-01-01から1年間の記事一覧

指を鳴らして散歩にいこう

私の今年の目標は「思い切り気障な人生」だったのだけれど、気障に生きてる余裕は皆無だったように思う。ずっと無我夢中で止まれずに進むしかなかった。相変わらず、私のジェンダーアイデンティティと異なる出生時に割り当てられた性別としてまなざされるマ…

2023年振り返り

2023年の私の活動を振り返ります。 作品などで携わらせていただいたみなさま、展示のご機会いただきました店舗さま、ありがとうございました。また、見守ってくれた友人たちに愛を。 来年もよろしくお願い致します。 お仕事のご依頼も常時お待ちしてます。 (…

影使いアートワーク作品 後編

先日の嶋田紫文詩集「影使い」アートワーク写真展にて展示した作品を公開いたします。ぜひご覧ください。 モデル 嶋田紫文 ライティング、スチール hidekimasuda

影使いアートワーク作品 前編

先日の嶋田紫文詩集「影使い」アートワーク写真展にて展示した作品を公開いたします。ぜひご覧ください。 モデル 嶋田紫文 ライティング、スチール hidekimasuda

星と毛布の隙間に棲んでる魔物は

今日の空は雪をせき止めているような雲が広がっていて美しいなと思った。 飛び込んできた報せに、ああむりだと思って花屋さんに行ってとにかく目についた花を買って帰ろうと、 通りがかりに入った店でドロップが流れていた。「あ、曲が…。だから今日はどうし…

閉幕

嶋田紫文詩集「影使い」アートワーク写真展、リリースパーティ閉幕しました!ご来場くださった方、気にかけてくださった方ありがとうございました。 今年はクィアにとってかなりきついことが多い1年で、きつい思いを全くしなかったひともぜひ、ひとつひとつ…

いよいよ明日から

嶋田紫文詩集アートワーク写真展、ついに明日からとなりました。11/26〜12/2modで開催する写真展では、詩集「影使い」の収録作「黒天鵞絨」から着想を得て撮影した18点の作品を展示販売します。すべてmodでのみ完全初お披露目の作品です。初日の明日は在廊し…

いつでも取り出せる場所に

あるとき誰かが話してくれたこと、美しく語ろうなんて思いもせずに偶然一篇の詩のようになった言葉を私はお守りにしている。 いつでも取り出せる場所に置いておくと、ほんとうに清らかな気持ちになれる。 日が落ちかけた新宿の交差点で、ある人が 「このぐら…

ZINEフェア参加中

ディスクユニオン大阪店さまにて開催中の「ZINEフェア」で嶋田紫文2022年詩集「RESONATE」をお取り扱いいただいております! こちらもよろしくお願い致します。 https://diskunion.net/book/ct/news/article/1/118157

予約受付開始!

前作に引き続き、新作詩集「影使い」もディスクユニオン様の各店舗、オンラインショップにてお取り扱いいただきます! 予約受付開始しています。何卒よろしくお願い致します。 嶋田紫文2023年詩集「影使い」 11月25発売https://diskunion.net/jp/ct/detail/1…

詩集刊行イベント開催

嶋田紫文新作詩集「影使い」刊行イベントの詳細の情報解禁となりました! いずれも場所は京王線柴崎のmodにて 11/26(日)〜12/2(土) 写真展「影使い」 12/2(土) 嶋田紫文詩集「影使い」release party 朗読(嶋田紫文)+即興演奏(Ren from紫牡丹) イベントページ…

天使の会合

天使の会合Vo.1無事終演、ありがとうございました! この国ではクィア、ノンバイナリーはいないことにされてしまう。そんな状況でノンバイナリーをオープンにし、詩人とヌードモデルをやっていること、パーソナルなことから詩作が自分に与える影響についてな…

書影公開!

嶋田紫文新作詩集「影使い」の書影を公開致します。ノンバイナリーの詩人による、この国で生きるクィア、家が安全じゃない子供時代を過ごした人、天使になれなかった人、境界を行くものたちとともに歩む詩集です。 11月下旬発売、12月2日modにて発売イベント…

歩き出す月の螺旋を

昨年秋から発表しているロックスターへ捧ぐオマージュセルフポートレート。今回はBUCK-TICK櫻井敦司さんへ捧ぐ作品を撮影しました。ご覧ください。 櫻井敦司さんの歌詞における、世界の眼差し方の優しさは、誰しもが持つ加害性に意識が置かれ、誰かを傷つけ…

彼の人のように

自分はどんな人間に惹かれるかという事を考えた時、私の祖父みたいな人だと思った。 (私のセクシャリティはパンセクシャル、クワロマンティック、クワセクシャルですが) なにか仕事などがひと段落つくと、私が9歳のときに亡くなった祖父のことをなぜだか思い…

好きな季節の日記

9月?日 ウルリケオッティンガー監督「アル中女の肖像」を観て大変にぶち抜かれる。 主人公の過剰な装いはmale gazeへのアンチテーゼの役割を果たしているように思った。朗読、ベルリンの歌、ドレス、アルコール、割れたグラス…いくつも痕を残しながら自己の…

新作詩集刊行!イベント開催!

お知らせ12/2(土)京王線柴崎のmodさまにてhttps://shibasakimod.com/ 嶋田紫文 新作詩集「影使い」刊行イベント「SHADOWS' PARTY」開催決定!! 当日は嶋田紫文の朗読にあわせてRen(from紫牡丹)によるアンビエント即興演奏がございます。 詩集の書影、イベン…

Dedicated to Anna Karina

Dedicated to Anna Karina Self Portrait

詩「新月」

中秋の名月に満ちた月がのぼる今夜、月にちなんだタイトルを冠した新作の詩を公開いたします。 11月発売予定の詩集「影使い」より。 「新月」 嶋田紫文 幽かな思念が暗がりで踊っている埃と戯れる羽根のように 漂うだけの時の中ではいつまで経っても夜である…

イベント開催!トーク登壇!

この度、京王線柴崎のmodさまにてジェンダートークセッションイベント開催いたします! 2023.10.29(日) 天使の会合vol.1 ノンバイナリージェンダーをオープンにしている詩人の嶋田紫文に、ジェンダーのラベリングが難しくなってきたイベントオーガナイザーの…

お知らせ

お知らせ 次の週末から時々、お手伝いで京王線柴崎のmodにて給仕します。イベントのある土日などにカウンターでお酒を作りますのでふらっと遊びにいらしてください。ライブを楽しむのはもちろん、飲みにくるだけでもぜひ。うまいハイボールつくります。ノン…

誰のものでもない薔薇

私はこの夏の初めからクワロマ、クワセクを自覚し、身近なひとたちと新しい関係性への合意を形成、ポリアモリーを実践している。 そもそもノンバイナリーである自分に向けられる眼差しはいつもミスジェンダリングがともなうことが多いのだが、さらにそこに異…

八月の日記

8月?日 黒いドレスでロマンチックの暴動みたいな演奏を聴きに行った。不完全な愛と夜のあわいをなぞる美しい音楽だった。 8月?日 SOFT BALLETの写真をじとっと見つめたあと、ぼんやりしていたら渋谷ヒカリエにお気に入りの傘を忘れた。 8月?日 クワロマ、…

変幻したい

今年は私にしては人間活動をかんばっているので、いろんなかたのすてきなところを参考にして取り入れている。言葉の置き方や距離感など。退廃、暗黒なセルフ作品が多めの私ですが、最近は調子が良いのでよく笑うようになったし、髪が伸びたのでちょっとずつ…

詩集お取り扱い店

本日から「mod」さまにて嶋田紫文詩集「RESONATE」お取り扱い頂いております。 mod https://shibasakimod.com/ 〒182-0007 東京都調布市菊野台1-27-19(京王線「柴崎」駅から徒歩2分)1Fカフェバーの営業時間15:00〜24:00 2Fスタジオの利用可能時間10:00〜22:0…

8/2の日記

私は子供の頃、セーラームーンよりタイムレンジャーより何よりも吉井和哉さんになりたかった。いつしか、もう吉井さんみたいに私はなれないのだと気づくようになって第二次性徴期以降は絶望の日々だった。 最近、吉井さんソロの新しいアーティスト写真が公開…

7/30の日記

昨日最終日だったESP CRAFTHOUSE 40TH Anniversary Exhibition 『SUGIZO Museum -MUSIC×FASHION- 』にお邪魔してきました。会場に展示されていた、SUGIZOさんが過去のステージで使用された衣装はtenboが手がけている。世界中のすべての人、年齢、国籍、性別…

わたしのプリズム

ここ最近の個人的な話。私はノンバイナリー(の中でも私は中性にあたる)でパンセクシャル(全性愛)であるのだけど、クワロマンティック、クワセクシャル(https://jobrainbow.jp/magazine/whatisquoisexual)でもあるなと気づいた。 クワロマンティック(クォイ)…

短歌

短歌5 この家の憂鬱すべてぶちこんだ煮え立つ鍋の外には世界 短歌4 もうすこしまともな傘があるといい買えないままにまた次の雨

詩集お取り扱い店

この度、嶋田紫文2022年詩集「RESONATE」をディスクユニオン様でお取り扱い頂く事になりました。本日フラゲ日。7月12日より販売開始。 音楽が行き交う場所で音楽への恋慕と憧憬をこめた本作販売のご機会を頂けた事、大変嬉しいです。 https://diskunion.net/…