書影公開!

嶋田紫文新作詩集「影使い」の書影を公開致します。
ノンバイナリーの詩人による、この国で生きるクィア、家が安全じゃない子供時代を過ごした人、天使になれなかった人、境界を行くものたちとともに歩む詩集です。

11月下旬発売、12月2日modにて発売イベント開催。アートワークはVJのhideki masudaさん、撮影はC4R様にて。

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私が今年ピルのオンライン処方サービスのモデルをつとめた際に「自称ノンバイナリーの身体女性」「キラキラマイノリティしぐさでノンバイナリーを自称するのはミソジニーだから」などヘイトスピーチを撒かれた出来事とか、今年の2月の首相秘書官による差別発言、6月は人命や人権を軽視した法案が相次いで可決成立したこと、すべてが「影使い」を書いた理由です。

多くの人が忘れたとしても、制度や安全さから取りこぼされてしまう私たちは忘れることもできずにずっと戦わされている。生きるだけで抵抗になってしまう。だから仕方なしにだけど殺されないために影を纏う。

でも生きるために光を纏おうが影を纏おうがその人の自由だし、私はともに歩きたい。