歩き出す月の螺旋を

昨年秋から発表しているロックスターへ捧ぐオマージュセルフポートレート。今回はBUCK-TICK櫻井敦司さんへ捧ぐ作品を撮影しました。ご覧ください。

櫻井敦司さんの歌詞における、世界の眼差し方の優しさは、誰しもが持つ加害性に意識が置かれ、誰かを傷つけた事についてよく書かれていたのが大きいように思う。インタビューで、ご自身のこと眠れないとか病んでるってごく自然に話されていたのも。toxic masculinityを解く表現をされていた方だと感じていました。ライブでお客さんからの大きな拍手に対して「手、痛かったでしょう?」と語りかけていたことも印象的でした。

 

撮影、編集、モデル、ヘアメイク
すべて嶋田紫文

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追記 10月24日

このオマージュ作品を公開した、次の日の10月19日に櫻井敦司さんが息を引き取られていたとの訃報が本日報じられました。私はその日新作詩集のアートワーク撮影日で、撮影前はBUCK-TICKをたくさん聴いてすごしていました。その日の夜に亡くなられていたと、さきほど知って。あまりにも…。櫻井さんが作品やパフォーマンスを通し、影を美しく纏う姿にとても憧れ、励まされてきたひとりとして、もうその姿を見ることができないと思うと、心が追いつかないほどの悲しみや寂しさを感じますが、これからも大切に作品を聴いて生きていきたいと思います。どうか安らかに。たくさんの薔薇を。