長い髪を振り乱し暴れる夜に

私は去年から憧れのロックスターへのオマージュセルフ作品を撮影する試みをしていて、パティスミス、デヴィッドボウイ、hydeさん、志磨遼平さんと続いて今回は今日メジャーデビューから31年目を迎えたTHE YELLOW MONKEY です。

私が大好きな2作品「EXPERIENCE MOVIE」「jaguar hard pain 1944-1994」へ捧げるオマージュセルフポートレート作品を撮影しました。ぜひご覧ください。

撮影日 2023,5/18
撮影,モデル,衣装ヘアメイク 嶋田紫文

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私はノンバイナリーで、幼少期は生まれついた身体に対して絶望しかなかったけれどTHE YELLOW MONKEY はこじつけられた意味や表像をずらし続けてくれました。髪の長い綺麗な男の人たちが演奏する耽美で華美で「男らしさ」に抗う世界観の音楽に憧れを持たずにはいられませんでした。

ドキュメンタリーのインタビューでも「ぼくらはメイクも表現のひとつと思ってる」「アイシャドウにこのギターだと合わない」など吉井さんがごく自然に言いきっていたこと、吉井さんが演じていたマリーとジャガーの物語をクィアリーディングして拠り所にしていました。大人になった今もなお。

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私が一番好きな歌詞です。

「部屋の真ん中に鏡を置いて

君と二人で紅をひくのさ

最後の夜に最高の夜に

この世に背を向けよう」