細切れの日記7

晴れてちょっと暑いぐらいの日に窓を開けてサイダーをのんで、judy and maryのクラシックを聴いたら最高だった、9歳の夏休みを思い出す。

 

読まれるかわからない手紙を書いて、香水をふりかける。

 

新作の詩が書けた、荷物をひとつおろせたような気分になる。

 

朝目が覚めたら芍薬の蕾が開いていた。

 

久しぶりに会った人、間に流れる空気が変わらなくて安心する。

 

お世話になった写真家さんの個展に伺って3年前の自分の写真を見た。今はできない顔だった。でも今しかできない顔もある。3年前によく考えてたことを思い出したけどかなりろくでもなかった。でも今も全部抱きしめる。

 

根がバカ王子だもんで、今日も綺麗だねとかいつだって言いたいし格好良いと言われたらデレデレしちゃうけど、重要な他者たちが大事だからバウンダリーのために自分のなかのバカ王子を黙らせる練習を積んでる。涙は涙壷にしまうために、薔薇は撒き散らすために、ほんとはひとふさの髪を送り合いたいけど思うだけにして黙りなさい。

 

気になっていた喫茶店に勇気を出して行ったらとても良かった。あまり知られてないようだから場所は誰にも言わないでおこう。

 

土曜日が待ちきれなくてソワソワしてクローゼットを引っ掻き回してクロスオーバーのひとりファッションショウ。

 

なんべんも聴いた好きなアルバムの好きな曲が去年と変わる。指輪の位置を変えるみたいに。晴れてようが雨だろうがその天気は良い悪いじゃない話だよってことと似てる。

 

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