冷静と情熱のあいだ

昨日私はおなじ1日のなかで憧れのかた2人にお会いすることができました。10代からずっと自分の二大ロックスター。なんつう運とタイミングのはこびなのだろう…。

先月出した新作詩集制作時はたくさんの音楽を聴いていましたが、なかでもおふたりの音楽は自分にとってとても大切でした。ものすごい雑音の中にいようと心を保っていられた。

昨日お会いしたかたがた、みたもの、聴いたもの、もらった言葉たちのすべてが一等美しく心が揺れっぱなしで

高円寺FAITHから駅までの道ばたでも、夜行った荻窪ベルベットサンでもびーびー泣いていた。

朝切りすぎた前髪、Googleマップと格闘中にイヤホンから流れていたジュディマリの風に吹かれて。ローズマリーとラベンダーの香りのギャラリー、柔らかですごく真摯な志磨さんとキラッキラなお爪。そのあと煙草を持つ自分の手が笑えるくらい震えていたこと。夜、洋館の一室みたいなステージ。真夜中の鏡からされる手招きみたいなあやかしを降臨させていたニイさんの井上陽水カナリアカバー。

眠れない日は眠ろうとしなくていいと思う、とやさしい言葉かけてくださったかた

私の美点を見てもう1人の自分みたいだと伝えてくださったかた

自分の拙い言葉をまっすぐあたたかく受け取って下さった私の憧れのかたたち

この先ずっと私を生かし続けるであろう特別な日でした。

ちゃんとひとつひとつを思い出そうとしてみるけれど、眩しかった日ほど振り返った瞬間から遠ざかる叙景にもてあそばれて、浮遊しながら逃げていく。でもちゃんとそいつをとっ捕まえておぼえていたい。

自分の中に永存する闇を抱きしめ、打ち鳴らされる光に呼応して命脈を紡ぎ続ける。私を突き動かす情熱が尽きるまで。

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