クリスマスの記憶

私は当時4歳。クリスマスイブ。母が突然「サンタさんとデートしてくる」と言ってめかしこんで外出。ショックすぎて私は祖父母の家で一日中怒りながら泣いていた。

実際のところ母は別居中の夫に会っていた。私を気遣ってサンタとデートなんて言ったのだろう。しかし幼いながら、ドラマの見過ぎや大人たちの話の盗み聞きですでに想像力がおかしな方向に行きつつあった私は、サンタ(とかゆう知らんおっちゃん)と母の逢引にあらぬ様々な心配をしてブチ切れながら泣いて祖父母をたいへん困らせた。

まだ手垢のついていない最初の夢はそんなふうにこわれてしまったけれど、それでもめげずに10歳のクリスマス前。学校でクリスマスイブの夜に窓ガラスにサンタさんへの手紙を貼っておくとちゃんとサンタさんに届くらしい、との情報を仕入れて実行。翌朝、結露ででろでろになった手紙を見つけた。

大人になってからクリスマスではなく、ユールすなわち冬至を祝うようになった今でもクリスマス音楽にはどうしてもわくわくしてしまうから大好きで

今週こそはジョニミッチェルのRiverやロネッツSleigh Rideを聴きながらひとりツリーの飾り付けでもしたいと企てている。野宮真貴さんの絵本の中のクリスマスもいいねえ。配信されたばかりのThe Linda LindasのGroovy Xmasもさいこー。

あと今年はブックサンタをやってみようと思っている。

これを読んでくださっているあなたもぜひ、サンタさんになってね。

https://booksanta.charity-santa.com/

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幼少期のクリスマスの写真これしかなかった、、でかいハンマー持った物騒な子供。