私たちの物語

今朝、YUKIのformeを久々に聴いていた。

私はこのアルバムに入っている吉澤嘉代子作曲、YUKI作詞の「魔法はまだ」という曲が大好き。15歳のとき一匹狼のギャルの友達に誰にも言わず恋していた私はなんだか報われたような気がした。これは女子高生同士の恋の曲だと前にインタビューで読んで(https://natalie.mu/music/pp/yuki12)

女と女の物語、音楽もっとあってくれよと思った。

ニイマリコfeat.川本真琴の「A.N.G.E.L」も女が女を愛するときがテーマと私の憧れのニイさんが以前おっしゃってたの聞いて、超アガった。そのことはこのインタビューには載ってないけどA.N.G.E.Lの入っているソロアルバム『The Parallax View』についての記事めちゃくちゃ良いので読んでおくれ…。(https://rooftop1976.com/interview/211207180030.php)

だって流行りのマッチングアプリすらもあんなたくさんあるっぽいのにtinder以外は性自認性的指向選べないみたい。この世はまだまだシスヘテ男女向け。

例えば私ノンバイナリーなんだよねと明かすと「俺は気にしないよ身体は女の子だし」とかなんもわかってねーひと言で、誰かとの紡ぎ始めた関係が、たったひと言で終わる。そんな世界で生きている。

ノンバイナリーで性別では人を好きにならないパンセクシャルの自分はやっぱまだ日本では社会に想定されてない。想定されていないのは私だけじゃない。クィアの物語が足りない。だから音楽映画小説などカルチャーには自分の物語だと思えるものがあってほしい。

そう思って新作の詩集RESONATEには「I wannabe her」という女×女の詩をいれている。あとロックスターの男×気弱なロマンチスト男の詩も。

女×女の詩は前作にも入れたけど特に誰からもなんも反応なかったな…。

RESONATEは色々な愛を音楽への恋慕と憧憬に置き換えたりすれ違ったり混ざり合ったりしながら響き合う愛の詩集です。展示終わったら通販も開始するのでよろしくおなしゃす!