細切れの日記4

久しぶりに「地球に落ちてきた男」を観る。星に帰れないトミーより、ラビリンスの魔王の眼差しのほうがかなしみをたたえていた気がしたけど、身を落としていく姿が美しいとそのほうがよりかなしい気もした。

 

tvkチバユウスケ特集を真夜中にうんうん頷きながら布団の中で観て、気づいたら眠ってしまった。

 

好きな古書店へ本を売りに伺ったら、お店の店主さんが昔、あの「洋服の並木」で仕立てたスーツを譲ってくださった。帰宅して袖を通すと、不思議なことに上下サイズぴったりだった。憧れを引き継ぐことになるとは。思いがけず物語のはじまりのような日になった。

 

風変わりなお仕事のご依頼を頂いた。私がいろんなことを辞めないようにとそれは粋なはからいなのかもしれない。

 

母がお見舞いに来てくれた。最寄りの一度も買ったことなかった、たい焼き屋さんのたい焼きを食べたら久しぶりに大きな声が出た。

 

 ラジオ局から郵便が届いて、なんだ?と思ったら「ハートに火なんか点けないでくれドンタッチミー」と印字された赤い缶バッチが当選していた。

 

ジェンダークリニック通院を再開。自分史を辿るカウンセリングで、ついに高校編に突入した。しかしここらで交際という要素が入ってきて、医師に破局理由を話すという爆笑地獄の追体験をする。(必要な内容であり医師に非は一切ない)今後もあるので笑ってないで早く慣れたい。

 

吉澤嘉代子の「魔法はまだ」はもしかしたらドラマ「グーグーだって猫である」3話目に通じていて、そして月の裏がわに抜けるんじゃないかとおもったら胸がこわれてしまうね。

 

春の嵐ビヨンセでざわめく中、私は中学生以来にロッキングオンジャパンを読み耽る。

 

2日おきぐらいに顔見てた人と会わない週はすこしさみしかったのでオレンジ色のゆりを買った。ポップには「Laゆり」と書いてあった。なにそれ。

 

春にしたいこと

・野菜がおいしいおかずレパートリーひとつかふたつ増やしたい(なんか大人っぽいやつ)
井の頭公園を散歩、ベンチで読書

 

体調があまり回復しておらず、お勤め行く系の職探しは一旦諦めることにした。個人の仕事はできるのでしばらくそちらに専念しようと思う。まだままならないことも多いけど、今にはじまったことではなくて、生まれてこのかたそうだったし、自分がばらけるたびに29年この身体を自分で継ぎ接ぎしてきたのだからまたやっていく。いつか洋服の並木でモッズスーツを仕立てる夢もザイエローモンキーと仕事をするという無謀な夢も、何ひとつ叶えてないからくたばるわけにはいかない。時々ちゃんと沈みながら心臓をぶん回していくしかない。

 

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